Friday, June 27, 2008
私のアクションリサーチ File #2-1 山田 憲昭先生(高知西高校)
最近よく「英語教員の幸せとは何だろう?」と自問する。英語教員ならば誰でも一度は私のように自問したことがあるのではないだろうか。この問いへの答えはそれぞれの教員で違うのかもしれないが、今の私は「生徒がいて、毎日授業ができること。」という答えにたどり着く。そして、これはアクションリサーチが私に教えてくれた最も大切なことの一つでもある。
私は、1999年~2007年の9年間を、自らの英語教員としての人生の覚醒期であると位置付けている。人生の中で非常に重要な意味を持つ期間であったと思っている。この9年以前の生活とこの9年間とを比べると、ちょっとした変化がある。それは、人との出会いをきっかけとした英語教員としての「覚醒・自覚」だと思っている。
在籍した高知西高校において担当した全ての授業は勿論であるが、全英連高知大会の公開授業研究とその追研究、高知西高校におけるSELHi研究開発、高知県英語ディベート大会に関わる指導法研究、等様々な課題やテーマを提供してくれた生徒諸君、共に課題解決に向けて汗を流せた教員仲間がいなければ、気付かなかっただろう。そして、アクションリサーチという「自らの手で自らの授業を改善していくという手法」に出会わなければ、いつまでも根拠なしに生徒に責任を擦りつける教員の一人であったかもしれない。
この9年間の私の「授業改善」を支えてくれたアクションリサーチに感謝している。そして、私たち高知県の中高英語教員に「アクションリサーチ」という共通言語を定着させてくれた5年間の高知県英語教員研修に感謝している。(前編おわり)
☆報告書へのリンク (現在準備中)
☆連絡先 (現所属)高知県教育委員会事務局高等学校課
TEL:088-821-4850
E-mail:noriaki_yamada@kt5.kochinet.ed.jp
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