Tuesday, June 24, 2008
私のアクションリサーチ File #1 森 隆彦先生(高知追手前高校)
私は英語教員指導力向上研修初年度の受講者でした。受講前、アクション・サーチ(AR)がどのようなものか全然知りませんでしたが、関連書籍を読んだり、研究実践する中で、自分の授業改善に大いに役立ちました。
ARの研究は「速読速解力のための音読」を中心に行いました。自分の報告書を読み返してみると、やっていることは一部分的だったと思いますが、系統だったARの取組に、「ようやったなあ」と今更ながら感激しています。
計画の実践の中では、シャドーイングに重点をおいて取り組んだのですが、これはその夏の集中研修で受けた、「KHシステムの同時通訳練習法」の影響が大きかったです。今まで自分では経験したことのない斬新なシャドーイングという練習法にはまってしまい、秋からのReadingの授業に早速取り入れました。
最初は「シャドーイングなんてできっこない」と生徒からは大ブーイングでしたが、CDを生徒全員に持たせ、家庭学習用に記録用紙をつくり、シャドーイングテストもすることにして粘りました。
3ヶ月ほどかかりましたが、生徒たちは激変しました。シャドーイングは皆完璧になり、特に英語が苦手だった男子生徒の上達ぶりには感動しました。シャドーイングの効果なのか音読を嫌がらなくなり、授業に活気がでるようになりました。
また、「以前より英文を読むスピードが上がったような気がする」「リスニングも聞き取りが以前より楽になった」などの声があがるなど、自分自身の変化を感じる生徒が多かったと思います。
授業が変われば、生徒が変わる。まさしくアクション・リサーチはそのことをはっきり教えてくれた私の先生でした。
☆報告書へのリンク 速読速解力を向上させるための指導の工夫
☆連絡先 (現所属)高知県教育委員会事務局高等学校課
TEL:088-821-4850
E-mail:takahiko_mori@ken2.pref.kochi.lg.jp
(写真は、ポスターセッションで発表を聞く森隆彦先生:中央)
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